原作、アニメスタッフの情報
【原作】
作者：桜井のりお（代表作、『みつどもえ』『ロロッロ!』など）
連載：『週刊少年チャンピオン』（秋田書店）⇒『チャンピオンクロス』⇒『マンガクロス』
ジャンル：ラブコメディ、恋愛
主な登場人物：市川京太郎（写真左）、山田杏奈（写真右）
【主要アニメスタッフ】
監督：赤城博昭（代表作、『からかい上手の高木さん』など）
シリーズ構成、脚本：花田十輝（代表作、『けいおん！』など）
アニメーション制作：シンエイ動画（代表作、『からかい上手の高木さん』など）
市川の声変わり前の演技、作画の美麗さがすごい・・・（C） NUMAnimation YouTubeチャンネル
作品紹介～あらすじ～
市川京太郎は中二病を患う中学2年生で、日々殺人の妄想を繰り広げていた。彼は自分と対照的な同級生・山田杏奈から見下されていると思い込んでおり、特に彼女を殺したいと思っていた。
ある日、京太郎は山田の衝撃の姿を目撃する。その後も山田は美少女のイメージとはかけ離れた言動をとり、京太郎はそんな彼女を放っておけなくなる─────
本作の魅力～ネタバレなし～
①2人の関係性に主眼を置いたラブコメ
作者の桜井のりおさんは元々はギャグ漫画家でこの作品自体が異色と言えます。
そんな本作ですが、登場する主要人物は市川と山田の二人だけ。昨今のラブコメの流行りの複数のヒロインによる鞘当てなどはあまり描かれません。
恋愛物のような構成ではありますが、そこは桜井のりおさんのギャグで気構えずに見れる作品になっていて、関係性0の陰キャと美少女の出会いから知り合って互いに惹かれていく──
そんな2人の関係性が丁寧に描かれていきます。
②ヒロイン山田の心情が描かれない
この作品は2人の交流と市川のモノローグが主になっていて、陰キャ市川は考えすぎなくらい心情が描かれます（陰キャは考えすぎるものですからね・・・）
そんななか山田は表情こそ分かりやすく予想は比較的しやすいのですがモノローグは描かれません。
ラブコメって結構互いの心情描かれませんか？そこが非常に新鮮に感じました。
本作は現実の恋愛のように相手の心は分からない、会話や表情で察することしかできないことで魅力を深めていると思っています。
ただ山田は表情に出やすい女の子なので丸わかりの時が多くそこが魅力でもあります。←アニメで非常に可愛く描かれると思います！（PVのコロコロ表情の変わる山田がめちゃくちゃかわいい）
③ヒロイン山田だけでなく市川もかわいい
いいラブコメの条件ってヒロインの可愛さだけでなく、主人公に魅力があるかどうかだと思いませんか！（突然の大声）
市川は一般中学生らしく自意識に溢れています。女子と話すの緊張する…、考えすぎてどもったり黙ったりする…などほんと普通の中学生です（中二病ですが・・・）
ただ考えすぎる思考を他者への思いやりに使える少年でそこが山田に届いたり届かなかったりする…そんなところもぜひ見ていただきたいポイントです。
終わりに
ここまでだと硬派な恋愛ものと感じる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、全然そんなことはなくて、中学生らしい初々しい2人の交流が瑞々しく描かれます。
漫画の貸し借り、一緒に登下校、など中学生イベントが描かれていきます。（ネタバレなしなので書けなくてもどかしい・・・）
アニメスタッフはあの高木さんの赤城監督だし、シンエイ動画だし期待しかありません！
PVの声変わり時の少年の市川の演技とか、美しすぎる作画とか、ヨルシカさんの音楽から下ネタ抑え目の上質な恋愛モノになりそうな雰囲気と期待しかないです！
駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
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